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65文字以内で場面を描写するお題です。









「文章修行家さんに40の短文描写お題



00. お名前とサイト名をどうぞ。また、よろしければなにか一言。

  真下秋近と申します。サイト名は「春になるまで待って」。
  デスノートを振り返るべく、また苦手な短文を克服すべく、
  心臓麻痺までの40秒間、1秒1コマの走馬燈におつきあいいただきたいと思います。










 01. 告白 (65文字)



  「お願いです私もころしてください」
   吐瀉物にまみれて吐き出される喘ぎに、彼は首を振る。
   白髪の少年の懺悔は今日も夜に圧殺された。



  ***
  ニア。事件解決後。
  側にいるのは個人的にはレスターですが、ジェバンニでもいけそうです。








 02. 嘘 (65文字)



   たとえ後ろ手に括られ光を隠されようと、最後の一絞りまで全身全霊を瞳に込める。
   真実とはそういうものだ。

   繰り返す。

  「僕はキラじゃない」



  ***
  夜神さんのついた嘘は数あれど、
  その中で最も罪深いのは白月時のものだと思います。







 03. 卒業 (43文字)



   壇上にあがる。今度は一人で。
   総長に授与された金時計は、勝者のあかしのようだ、と思った。



  ***
  金時計システムって今もあるんでしょうか??







 04. 旅 (65文字)



   小汚い旅行者が小汚い扉から飛び込んでくる。

  「フジヤマってキョートにないらしいぞ!?」

   血相を変えた彼を、簡易スリッパではたき倒した。



  ***
  マトメロ!





 05. 学ぶ







 06. 電車(63文字)



  前の駅で体調を崩されたお客様がいます、少々お待ちください。
  不満のざわめきがひそやかに車内に満ち、運行は、ものの2分で再開した。



  ***
  山手線とレイ・ペンバー。
  誰かが死んでようと目のまえでなければ。







 07. ペット







 08. 癖(65文字)



  月くん腕時計はつけない人ですよね?
 「見たことないですから」
  言われて月は顔をしかめた。
 「だからって手錠をかけていいことにはならない」



  ***
  揚げ足を取ってはいけません!!
  だって「寝るとき以外は必ず時計をしている」って、そんなことないじゃないですかあ・・・!







 09. おとな








 10. 食事(64文字)



 「食欲と性欲は比例するって聞いたことがあるんだが」
 「セクハラですか」

  ホールケーキをかっ食らう原動力は、果たして食欲の範疇なのか。



  ***
  夜神さんは小食です(コラー!!







 11. 本


 12. 夢








 13. 女と女 (63文字)



 「でね、お茶の後ふたりでタクシーに乗ってっちゃったの。どこ行ったのかな〜」
 「って京子……あんたそれずっと尾けてたの?」
 「勿論」



 ***
  京子ちゃんが延々と夜神さんと竜崎を観察する、
 「京子の華麗なる1週間」という日記形式の話を書こうとしていたのですが、
  さすがに思いとどまりました。竜崎3日しか大学来てないしね……
  武器はスケブの東大生。







 14. 手紙 (64文字)



   高3のとき言われるままに出して、そのまま惰性で続けていた年初めのはがき。

   住所録から彼の名前を削除しようとして、一時間惚けていた。



  ***
  山本。事件解決後。
  夜神さんの葬式には出席するけど、たぶん泣きはしないのです。







 15. 信仰 (65文字)



 『キラ様による粛正は、』
  画面が暗転する。
  出目川はリモコンを放り投げた。
 「やめろやめろ。休みの日にまでキラの話なんざ聞きたくもねぇ」



  ***
  ビバ教祖様。そんなもんだ。







 16. 遊び







 17. 初体験 (65文字)
改訂済



 「なぁんだ」

  新聞で結果を確かめて、溜息をつく。

  眼前にぶち撒けられた鮮血や、絶叫、屍体に比べれば。
  こんなものはどうってことないのだ。



  ***
  ミサの初キラ活動。
  動揺しまくった夜神さんとは対照的に。








 18. 仕事(65文字)



  無理だ無理だ無理だ無理だもうたくさんだ。

  絶叫を引き絞る背を優しくさする。  

 「あなたにしかできない。あなたは世界を救えるのですよ、L」



  ***
  ワタLと見せかけて、世界を救おうとした月×世界を救うことを求められたL。







 19. 化粧







 20. 怒り








 21. 神秘 (64文字)



  幼い頃から(・・・・・)あなたの存在を感じていた。

  魅上の言伝を握り潰し、月は死神に呻いた。
 「どういうことだ」
 「本物(・・)だ。道具(ノート)なんか必要ない、な」



  ***
  念じるだけで人を殺す異能力者・魅上。その真実は神のみぞ知る。
  そんな妄想ですが、実際のところどうなんでしょうね魅上。死を呼ぶ子ども。
  BBのこともあるから異能力持ちが実在してもおかしくはないと思うんですが。







 22. 噂


 23. 彼と彼女







 24. 悲しみ(64文字)



  ご協力感謝します。
  そそくさと送られてきた明細と短いメッセージに目を通す。
  一瞬の理解。
  アイバーはきつく瞑目した。



  それは黙祷だった。



  ***
  10月28日直後。そんでもって、自分が殺されるだろうことも予期してるといい。
  ちょっとキラの周りの人たちに理解を求めすぎです・・・
  すべて手玉に取ってるつもりで実際そうでないキラもえ。







 25. 生








 26. 死 (65文字)



  ホテルの豪奢なソファにうずもれて、夢見るように彼を待つ。
 「帰ってきたら結婚するの」


  そして彼女は、微睡みのなかで最期の一息をついた。



  ***
  夜神さんとほぼ同時にミサが最期を迎えていてくれたらという願望。
  寿命4分の1だしそう無理でもないと思うのですが・・・え、だめ?







 27. 芝居







 28. 体 (64文字)



  しゃきり。ぱさ。

  冷えた鋏が茶糸をくぐり、双刃は一点で緩やかに狭められる。

  一呼吸の後に直線は交わり、断たれた先端は涼しげに落ちた。



  ***
  監禁中。
  でも出てきたとき髪のびてる気もします。







 29. 感謝





 30. イベント (65文字)
up



  興味はなかった。
  ふと外の暗さに気付いてしまっただけだ。


  椅子を蹴り立ち上がる。

  曇天の中央、じわじわと食われていく断末魔が目を焼いた。



  ***
  2009年7月22日、日食。
  作中では1部と2部の間に当たります。
  月が太陽に食われるところを見せたかったのっ!!!







 31. やわらかさ (65文字)



  傍らで嘘みたいに瞼を閉じている彼に、朝日のさざ波が陰影をつける。
  清美は彼の毛先をそっと撫でた。


  なにもしらないその人は変わらず無垢。



  ***
  誰!? すいません高田様です。
  偽物ですが、なんもかんもわかった上で夜神さんの嘘につきあってくれてたらいいなと(ええー







 32. 痛み (64文字)


 「ミサ、窓を閉めてくれ。煩くて集中できない」

  何が?
  問い返すと、月は眉をひそめた。


 「聞こえるだろ。頭が割れそうだ――



  この、鐘の音」





  ***
  アニメ準拠。







 33. 好き


 34. 今昔(いまむかし)







 35. 渇き (64文字)



  罵倒とともにかき抱く腕に力を込める。骨を軋らせ喘ぐ女の顔が霞み、消え、そして――

 「……待ってたよ」

  現れた男の亡霊は、薄く嗤った。



  ***
  月×L×ミサの猛烈三つどもえ@アフター第1部。
  幻覚を見るマッド夜神さんに燃え。わかっていても受け入れるミサに萌え。







 36. 浪漫


 37. 季節







 38. 別れ (65文字)



  茫と霞んだ双眸が光を失っていく。
  それを見下ろしながら、死神は数年間見続けた名前を素早く刻みつけた。


  はやく。



  彼の寿命が尽きるまえに。





  ***
  アニメ準拠。
  相変わらずニセモノですが、
  アニメの最後のリュークはこれくらい愛があったんじゃないかと思う。







 39. 欲 (64文字)



  主不在の机、その一番上の抽斗に触れる。
  中身なんて知っていて当然。この部屋の隅々まで知り尽くしている。

  天井のレンズに笑ってやった。



  ***
  粧裕、で、す……偽物!!
  黒粧裕。お兄ちゃんは誰にも渡さない。







 40. 贈り物(65文字)



  差し上げます。と乱れた息の下から囁く。
  その携帯を一瞥し、彼は端正な微笑を浮かべた。

 「僕に首輪をつけようだなんて、何様のつもりだ?」



  ***
  「恋愛の形として珍しくはないですが、
   プライドの高い月くんがそれを受け入れるとはとても思えません」
  なんでそんなことが断言できたのかしら竜崎は。・・・というユメ。






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